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妄想だったり呟きだったり、一寸した絵を乗っけてみたり。
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11.23.06:40

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  • 11/23/06:40

11.18.02:10

11月だと云うのに。(学バサ小噺)

 小噺のネタが4月ですよ皆様。時期外れにも程が在る!(/ω\)

 ・特にカプ要素は有りません。少なくとも書いてる本人なんも考えないで書きました。
 ・無駄にモブが出張ります。多分今回だけではなく今後も出張るかも。
 ・後、眼に見えて尻すぼみです。後半ヤバいです。

 学パロの注意事項は上記の通りです。設定はこないだの記事参照で御願します。


 其れでは。



     始業式の日

・普通科の場合

 矢鱈と長い校長の話が終わった後、体育館を出た生徒達は、基本的に学級は持ち上がりの為、昨年度と同じ教室へ直接向かって行ったが、一部の生徒は其の波から外れ、特設掲示板へと向かって行く。
 猿飛佐助、真田幸村、徳川家康の三人は其の中に居た。

「ウチの学校ってさぁ、学科とクラスが同じ扱いだけど、普通科は人数多いからってオレらだけクラス替えあるの、何かお得ー」
「む、確かに!政宗殿達はこの高揚感を味わえないとは、ちょっと勿体無いでござるな」
「まぁそれでも、ワシ達も2クラス分しかいないけどな!」
「そう考えると高確率で同じクラスだね」

 のんびりし過ぎたのか、掲示板の前はもう既に結構な人だかりが出来て居たが、全く意に介さず突き進む運動部二人についていく佐助。

「――っと、拙者は…1組でござる!」
「おお!ワシもだ幸村!」
「誠か家康殿!1年宜しく頼む!」
「ワシの方こそ!」
 人だかりの中、そこそこ体格の好い二人がばしばしと肩をたたき合うのは、意外と邪魔である。更に自分は未だ確認して居ないし、してもくれないのだから其処で暴れるな、と二人の間に割って入る。
 溜息を吐きながら、漸く眼前に現れた印刷物に眼を走らせる。
 1枚目、つまり1組に配属された生徒名簿に、自分の、猿飛佐助の名が。

 名が。

「…あれ、無いや」

「何とっ!?」
「そりゃあ本当か佐助!?」
 何やかやで付き合いの長い3人である。熱血漢と云う言葉が相応しい男2人は、「佐助が違うクラス」と云う事に何故か酷くうろたえ、本当に男子高校生かと云う様な事を口走り騒いでいる。

 佐助本人は、其れを諌めようともせず涙を流しながら、此れからの心の平穏を勝ち取った様な気になっていた。
「ついにオレの苦労を、女神さまが癒してくれる気になったんだね…!」

「ぅおおおおお拙者のおやつううううう!!」
「ワシの課題ノートぉおお…!!」
「あんたらオレの事便利に使い過ぎなの!今年はオレの休息年なの!大体去年とか本当有り得ないでしょ、中学ん時もおやつたかったり宿題写したりしてたけど、高校入った途端にせびるおやつの量は増えるし宿題は勿論の事、授業の課題までオレが書かなきゃいけないし!!調理実習も必ずあんたらと組まされて、何もするなじっとしてろ座ってなさいって云ってんのに余計なことしてレンジ爆発させて何故かオレだけ怒られたんだよ!!言っとくけど未だあるんだからね!?」

*******

「長政さま、クラス分けの張り紙が、見れない…」
「む…市、好いか、此処で待っていろ。動くんじゃないぞ!」
「あ、長政さま…!」

「…」

「市ー!2組だ!私と同じだ!!」
「長政さまと、いっしょ・・・?」
「ああ、そうだ!さぁ教室へ行くぞ、ついてこい!」
「長政さま、市、うれしい…」
「な、なにをっ…さっさと行くぞ!」
「はい、長政さま…」


・特進科の場合

「…おい、何か聴こえねェか?特設掲示板の方から」
 訝しげに耳をそばだてる仕種をしながら、政宗がそう云いだした。

 自由席と云う事で、窓際に陣取った政宗と、其の右隣と後ろの席に座った三成と元就。
 只でさえクラス内は浮ついた雰囲気で結構騒がしいと云うのに、外、しかも特設掲示板と指定までされても解る訳が無い。同意を求めて振り返った政宗に、元就は鼻を鳴らして見せた。
「何も聞こえてこんわ」
「特設掲示板、といえば今頃は普通科のクラス発表だろう。たかが2クラス程度で一喜一憂してる奴等の気が知れん」
 同意はせずとも、話を合わせて来た三成に、政宗は苦笑とも取れる笑いを向ける。
「一喜一憂しそうな奴等が知り合いに居るだろが」
「…真田と徳川か。猿飛の胃が今年は守られると好いがな」
「I take a chance? 入院するか、市販の胃薬で耐えきれるか」
 云って居る事は優しいが、実際には興味が無いだろう元就に、軽口をたたきながら政宗は笑った。

「やあ、皆揃ってるかい?」
 聞き覚えのある声に、政宗と元就は思わず其方に眼をやり、三成は条件反射で佇まいを正した。

「あ!竹中先生じゃん!」
「先生今年は私達の担任なんですかー?」
「いや、去年と同じさ。僕は副担任、担任は豊臣先生だ」
 其処知れぬ笑顔を浮かべ、にこやかに返す銀髪眼鏡は正しく昨年度一年間見続けた顔である。
 マジかよ。政宗が呟いた時、誰かがふざけ半分で云った。
「ええーマジかよ!担任くらい変えてくれよおー?」
 政宗の右隣が激しく音を立てた。三成が椅子を倒す勢いで立ち上がったのだ。

「黙れェ!!竹中先生、私に懺滅の許可を!!」
「落ち着こうね、三成君。今此処で許可できるわけ無いじゃないか」

 今此の場じゃ無けりゃ許可してたのかよ。
 殆どの者が心を一つにした瞬間だった。

******

「ああ、謙信様…また貴方様の受け持ちになれるなんて、かすがは幸せです…!」
「ふふ…わたくしもまた、あなたのしんろをささえることができるかとおもうと、うれしくてなりませんよ」
「謙信様…っ!」

 

・環境工学科の場合

「忠勝先生ー長曾我部くんが新学期早々ガレージでサボりに行きましたー」
「!!!」

 

・生物生産科の場合

「よし!全員居るな!」
 ジャージに傷跡だらけの身体を包んだ男が快活に、そしてどこか朗らかさを湛えて、教室中を見渡す。
「今年の皆の担任はそれがし、前田利家が務める!さぁ!実習服に着替えて農場に行くぞ!皆!!」
「前田先生ここで着替えないで下さい!女子も居ます!!」
 云うが速いか脱ぎ始めた担任に、生徒が突っ込む。嗚呼此れさえなければ文句無しに好い先生何だけどな。
 前田利家は生徒から、露出狂と云う大きな誤解を受けて居た。

「せんせー、慶次君が居ませーん」
「なんと!!小太郎、何処に行ったか知らないか?」
「…」
「そうか…全く、慶次の奴」
「…」
「いや、好いんだ小太郎!気にする事は無い!それがしの鷹達に探して貰おう!」

 風魔小太郎と前田利家はこの瞬間、テレパス疑惑が浮上した。


    **************

 済みません。後半もう眠くて眠くてやっつけです。
 まァ今回はこんなんですけど、多分設定が同じってだけで色々カプ入り乱れるんじゃないかなァ・・・。


 色々かいていきたいものです。

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